県内で7月に入り、娘をかたって現金を要求するおれおれ詐欺の電話が相次いでいる。上旬には現金約300万円の被害が発生したほか、8月2日までに5件の不審な電話が確認されている。県警生活安全企画課は「最近になって『ワタシワタシ詐欺』とも呼ぶべき手口が急増している。県内に犯行グループが潜伏している可能性が高い」と注意を呼び掛けている。

 同課によると、7月上旬に県内の70代女性が娘を装った手口の詐欺電話で現金約300万円をだまし取られた。さらに同27日〜8月2日には、西讃から東讃までの6市2町の高齢者ら19人の自宅に、息子や孫を装った男の声や、娘をかたった女の声で「あした家に帰ろうと思う」「クーラーで風邪を引いた」などとの電話があり、数十分後や翌日に「高校の友達の事務所に監査が入る。自分も関係している」「友人が横領した金で一緒に株を買った」などと、トラブルの解決費用として現金を要求する電話が掛かってきたという。

 実在する息子や娘を名乗っているのが特徴で、このうち娘を装った電話があったのは5人。19人のいずれも被害はなかったが、同課は不審な電話が掛かってきた場合は、最寄りの警察署や警察相談ダイヤル「#9110」に連絡するよう求めている。