香川県内の上半期特殊詐欺被害の推移

香川県内の上半期特殊詐欺被害の推移

 今年1〜6月に香川県内で起きた振り込め詐欺などの特殊詐欺の被害額が約7千万円となり、前年同期を1億円超、下回ったことが県警のまとめで分かった。上半期で前年を下回るのは2年連続。ただ、依然として高齢者を中心に被害が多発しており、今月には約7700万円をだまし取られる高額被害も判明した。

 県警捜査2課のまとめによると、今年上半期の被害額は7068万円(前年同期1億8055万円)。未遂を含めた被害の認知件数も43件(同56件)で2年連続で前年を下回った。

 だましの手口別の被害は、「おれおれ詐欺」が3150万円(認知件数16件)で最多。次いで「架空請求詐欺」が1747万円(同9件)、「還付金詐欺」が1659万円(同17件)、「融資保証金詐欺」が512万円(同1件)だった。

 これら四つは従来からの「振り込め詐欺」の手口。息子や親族をかたるおれおれ詐欺では、受け渡し時に犯人とじかに接触する「手渡し型」の手口が多く、医療費の払い戻しがあると偽る還付金詐欺では、被害者がスーパーや大型商業施設、病院などの無人ATM(現金自動預払機)に呼び出されているという。

 被害者43人の内訳は、男性7人、女性36人。65歳以上の高齢者が84%に当たる36人に上り、「高齢女性」が狙われる被害実態が浮き彫りとなっている。今月に入って判明した約7700万円の被害者も80歳の高松市内の女性だった。

 同課は「被害が減っているとはいえ、不審電話などが日々発生しており、予断を許さない状況。人ごととは思わず、自分のこととして注意してほしい」と呼び掛けている。