香川県が2015年度上半期(4〜9月)に受けた消費生活相談で、インターネットの通信サービスに関する相談が前年同期の約1・5倍となる230件だったことが、県消費生活センターのまとめで分かった。電話でプロバイダーやインターネット回線の変更を持ちかけられてトラブルになるケースが大半で、内容を十分に理解しないまま契約した事例もあった。県はインターネットの通信サービスにはクーリングオフ制度が適用されないため、相談が急増したとみている。

 まとめによると、上半期の相談件数は2741件で前年同期より177件減少したが、インターネットの通信サービスに関する相談は76件の増加。このほかの相談は、ワンクリック詐欺213件、振り込め詐欺218件などとなっている。

 インターネットの通信サービスに関する相談では、「遠隔操作でプロバイダーを変更できる」と電話勧誘されてトラブルになるケースが急増。相談件数は前年同期の2倍となる66件で、▽頼んでいないオプションも契約したことになっていた▽大手電話会社の関連業者と思って契約したが実際は無関係の会社で、解約を申し出たが違約金を請求された―などのトラブルが相次いでいる。

 相談者を年代別にみると、70歳以上が23・9%と最も多く、次いで60歳代17・0%、50歳代15・2%などの順。

 自宅にいる割合が高い高齢者が電話で契約変更を持ちかけられ、内容を理解しないまま契約してしまったことによるトラブルが目立つという。

 同センターは「内容を十分に理解し、金額などを納得してから契約することが重要。困ったときはすぐに相談してほしい」としている。