高齢者に特殊詐欺や交通事故の被害防止を呼び掛ける丸亀署員(左)と民生委員(左から2人目)=香川県丸亀市綾歌町

高齢者に特殊詐欺や交通事故の被害防止を呼び掛ける丸亀署員(左)と民生委員(左から2人目)=香川県丸亀市綾歌町

 多発する特殊詐欺や交通事故などの被害から高齢者を守ろうと、丸亀署(丸橋一之署長)は地域の民生委員と協働で高齢者の保護活動を展開している。今月4日にスタートした取り組みで、20日は同署員と民生委員が香川県丸亀市綾歌町の一人暮らしの高齢者宅を訪ね、注意を呼び掛けた。

 同署によると、昨年、管内で高齢者を狙った特殊詐欺は14件発生し、計7100万円の被害があった。交通死亡事故の犠牲になった高齢者は3人で、管内死者数の6割を占めている。

 こうした厳しい状況に歯止めを掛けようと、同署は市民生委員児童委員協議会連合会(横井邦彦会長)に呼び掛けて同活動をスタート。同会の委員約200人らは今月末までに、市内約3600世帯の一人暮らし高齢者宅を直接訪問し、被害防止を訴えるという。

 この日、同市綾歌町を担当する民生委員の喜多寿子さん(67)と同署員らは一人暮らしの女性(81)宅を訪問し、女性や近所のお年寄りに「最近は警察官をかたる不審電話が相次いでいる」「留守番電話にしておいて、知らない相手は出ない。もし不審な電話があれば警察などに相談してほしい」などと呼び掛けた。

 同署は「高齢者が安全で安心して暮らせるまちづくりに向けては、地域をよく知る民生委員との連携は不可欠。今後もさまざまな機会を通じて連携を深め、被害防止に努めたい」と話している。