香川県警捜査2課は24日、香川県内で今月に入り、息子や警察官などを装う不審電話が相次ぎ、3人が計約1090万円をだまし取られたと発表した。いずれも被害者は高齢者で、被害の手口は高松市内の駅に呼び出されたり、自宅に受け取りにきたりする「手渡し型」だった。

 同課によると、香川県観音寺市内の80代の男性は22日、息子を名乗る男から電話があり、「風邪をひいた。携帯番号が変わった」と言われた後、「株で損を出し、300万円必要」などと懇願された。男性は指定された高松市のJR鬼無駅で、息子に頼まれたという男に300万円を手渡した。現場では男に携帯電話を渡され、電話口に息子を名乗る男が出たという。

 15日には、高松市内の70代女性が同様手口で、自宅近くの琴電の駅に呼び出され、300万円をだまし取られたほか、丸亀市内の80代女性が、警察官や銀行協会職員を名乗る男に「詐欺犯があなたの通帳を持っていた。現金を一時預からせてほしい」などと言われ、自宅に取りに来た男に約490万円を渡した。

 香川県内では15日以降、未遂でとどまった同様の不審電話も28件あり、同課は「『風邪をひいた。携帯番号が変わった』の電話は、まず間違いなく詐欺。お金の話が出たら、一度切って確認の電話を」としている。