香川県内で10月下旬から振り込め詐欺など特殊詐欺の被害が相次いでいるとして、県安全・安心まちづくり推進協議会(会長・浜田知事)は20日、「特殊詐欺警戒全県警報」を発令した。発令期間は29日までの10日間で、市町や県警などと連携し、県民への注意喚起に努める。

 県や県警によると、10月24日から11月10日にかけ、未遂を含め9件の詐欺被害が相次ぎ、計約3500万円をだまし取られた。被害者の大半は高齢者だった。

 主な手口は、息子に成り済まし、駅まで誘い出す「おれおれ詐欺」や、市役所などを名乗り、医療費の還付金があるとかたって現金自動預払機(ATM)を操作させる「還付金詐欺」のほか、有料サイトの利用料名目で金を要求する「架空請求詐欺」もあった。

 ことしの警報発令は4月に続き、2回目。特殊詐欺が疑われる不審電話も含めると約30件の情報が県警に寄せられており、県警生活安全企画課は「息子や公的機関を名乗る不審電話があれば、『一度電話を切る』ことが重要。その上で確認の電話を掛けたり、家族や警察に相談してほしい」と呼び掛けている。