香川県内で実際に起きた、乗っ取られたLINEでのやりとりの画面(一部をモザイク加工しています)

香川県内で実際に起きた、乗っ取られたLINEでのやりとりの画面(一部をモザイク加工しています)

 スマートフォン向け無料通信アプリ「LINE(ライン)」の利用者アカウントが乗っ取られ、詐欺に悪用される事件が全国で相次ぐ中、香川県内でも6月以降、県警への相談が急増していることが25日分かった。現時点で詐欺被害は確認されていないが、県警は対策を取るよう呼び掛けている。

 県警生活環境課サイバー犯罪対策室のまとめでは、6月からこれまでに12件の相談が寄せられた。「アカウントを乗っ取られた」が9件、「知人を装った人からメッセージが送られてきた」などが3件だった。

 乗っ取り犯は、その人物になりすまし、登録している友人にメッセージを送り、電子マネーをだまし取ろうとするケースが多い。

 実際、県内では6月下旬、三木町内の女性に、友人から「忙しいですか?」のメッセージの後、「コンビニエンスストアでwebmoney(電子マネー)を買うのを手伝って」=写真(1)=と届いた。

 女性は当初、友人と信じていたが、「20000点のカードを3枚買って」「一万円は一万点を買えます」=写真(2)=と不自然なメッセージが次々と送られてきて、なりすましと気付いた。

 こうした「LINE乗っ取り詐欺」は全国で多発。東京都内では6月以降、詐欺被害が100件あり、被害総額は約650万円に上るという。

 同対策室は、アカウントが乗っ取られる原因として、他のサービスでのメールアドレスやパスワードの流出を挙げ、パスワードの使い回しをやめるよう呼び掛けている。

 他方、不審なメッセージの見極めは、「片言だったり、不自然な日本語が多い。安易に信用せず、本人に電話で確認を」としている。