2013年度上半期(4〜9月)に香川県が受け付けた消費生活相談は2869件で、前年度同期(2514件)比14・1%増となったことが、県消費生活センターのまとめで明らかになった。「注文していない健康食品の送りつけ」が4・5倍に急増して全体を押し上げた形で、同センターは「新たな詐欺手口は次々に出ており、被害は今後も拡大する可能性がある」と注意を促している。

 「健康食品」に関する相談は225件で、前年度同期(50件)から大幅に増えた。これまでは安全性や効果などの相談が主だったが、昨秋ごろから「注文の健康食品ができた」と一方的に電話を掛け、身に覚えがないと断ると、「注文した時の録音がある」「弁護士が付いている。訴訟を起こすぞ」などと迫り、代金の支払いを要求する「送りつけ」に関する問い合わせが相次いだ。

 種類別で最も多かったのは「放送・コンテンツ」に関する相談で395件。インターネットのアダルト情報サイトで、年齢確認ボタンをクリックしたら請求画面が表示されたため料金を支払ったなど「ワンクリック詐欺」の相談が目立つという。

 架空請求などの「振り込め詐欺」に関する相談は85件。前年度同期比24・1%減だが、被害を直接警察に相談するケースも増えており、総数としてはほぼ横ばいとみている。

 同センターは「安易に契約を結んだり、料金を支払ったりしないこと。契約前に家族や友人に相談するなど、ちょっとした心掛けが詐欺被害の未然防止につながる」としている。