2012年度上半期(4〜9月)に香川県が受け付けた消費生活相談で、「振り込め詐欺」に関する相談が112件に上り、前年同期の2・5倍に急増したことが6日、県消費生活センターのまとめで分かった。

 内訳は、身に覚えのない現金を請求される「架空請求」が106件(前年同期44件)と大幅に増加。次いで「還付金詐欺」4件(前年実績なし)、「融資保証金詐欺」2件(同)の順。「オレオレ詐欺」は3年連続で0件だった。実際に振り込んでしまったケースは融資保証金詐欺の1件で、被害額は16万円だった。

 手口では、「有料サイトで未払い料金が発生しており、連絡しないと身辺調査に入る」などと脅すメールを送りつけるものが92件と最多。相談者は30代〜50代が6割超を占め、女性(55人)が男性(47人)を若干上回った。

 近年の相談例では、「返信がなければ警察による家宅捜索や出頭要請を受けます」「法的措置をとります」と不安をあおる文言を盛り込むなど、巧妙化の傾向がみられるという。

 同センターは「現在は詐欺や悪徳商法などへの社会的な注目度が下がっており、業者が再び狙ってきている。心当たりのない請求や不当な請求には決して応じないよう注意してほしい」と呼び掛けている。