警察官や金融関係者を装い、キャッシュカードをだまし取る詐欺が24日発生し、香川県高松市内の70代女性が現金約55万円の被害に遭っていたことが25日、分かった。同種の手口は今年に入って全国的に相次いでいるが、県内での被害は初めて。他にも2件の相談(被害なし)があり、県警は、おれおれ詐欺とみて警戒を強めている。

 県警によると、被害女性への手口は、24日午後1時40分ごろ、警察官を名乗る男が電話で「何者かがあなたの口座から現金を下ろしている。キャッシュカードを止める必要があり、銀行協会の者の指示に従ってほしい」と説明。

 直後に銀行協会の者を名乗る男が「カードを再発行する手続きのため、関係者を自宅に向かわせる」と電話で言い、訪問した男がカード2枚を受け取り、暗証番号を聞き出したという。現金は現金自動預払機(ATM)から引き出された。

 県警は、グループによる犯行とみて捜査。訪問した男は30歳ぐらいのサラリーマン風だったらしい。県警は「非常に悪質。警察や金融機関が口座の暗証番号を聞いたり、キャッシュカードを預かることはない。不審に思ったらすぐに110番通報を」と話している。