「催眠商法」の手口で高齢者らに布団を売りつけたとして、香川県は20日、特定商取引法違反(販売目的不明示、不実告知など)で、寝具販売業のエヌ・ピィ(岡山市)に対し、22日から3カ月間、香川県内での訪問販売による勧誘や契約を禁じる業務停止命令を行った。

 香川県によると、同社は今年5月から10月にかけ、香川県高松市を中心に県内一円で訪問販売を実施。スーパーの駐車場などで「10円でティッシュを2箱あげます」などと高齢者を勧誘し、近くに設置したテント内で洗剤など日用品を無料配布した上で、21万8000―49万8000円の高額な布団を販売していた。勧誘方法として、車やバイクを無理に引き止めるケースもあったという。

 布団を購入した57歳から86歳の男女11人から県消費生活センターなどに相談があり、発覚した。

 期間中の契約件数は、8市4町で148件、契約金額は約5200万円。このうち、相談のあった11人を含む27件、約980万円は既に解約したという。