
香川県内運転免許証返納状況
今年の香川県内の運転免許証返納者は、10月末までで321人に上り、過去最多だった昨年1年間の2倍近くになることが香川県警のまとめで分かった。そのうち、約9割の290人が、65歳以上。免許証返納の増加について香川県警は「香川県内すべての返納者を対象に8月から始まったタクシー料金の割引制度が影響しているのでは」としている。
「申請による運転免許取り消し制度」は、高齢者からの要望を受けて1998年4月に全国で一斉に開始。香川県内の免許証保有者数(10月末現在)は67万7254人でうち高齢者が2割近くの11万9834人となっている。
まとめによると、香川県内の返納者は、データが残る2004年に38人となって以降年々増加。06年に167人と100人を突破し、今年は一気に300人を超えた。
今年の返納理由で最も多かったのは「高齢による身体能力の低下」で、全体の4割以上となる143人。そのほか、「不要」(90人)、「視力不足」(55人)などがあった。
香川県警運転免許センター(香川県高松市郷東町)の担当者は「タクシー運賃の割引制度が始まった夏ごろから問い合わせが急増した」と説明。「ガソリン代の高騰が重なったことも理由の一つでは」と話している。
同センターでは運転に不安を感じる人の相談に応じている。免許証の返納や、1年程度の期間限定で身分証明証として使える「運転経歴証明書」の発行は、同センターのほか、香川県内各署で受け付ける。問い合わせは香川県警運転免許課<087(833)0110>。