香川県坂出市のJR瀬戸大橋線番の州高架橋で16日夜に高松発岡山行き快速マリンライナーが立ち往生したトラブルで、JR四国は27日、再発防止策を発表した。列車の屋根にある絶縁用部品「碍子(がいし)」に塩分などが付着し、絶縁効果が薄れて過電流が起きたことを踏まえ、絶縁用部品をゴムホースに取り換える方針を示した。
同日会見した田中善一郎運輸部長は、故障の原因について「塩分などの汚れが付いた碍子に、当日の雨などで水分が付着し、ショートした可能性が高い」との見方をあらためて示した。
トラブル発生後、同じ碍子を装着するマリンライナー計6両については、部品の清掃や絶縁用潤滑油の塗り付けを行っているが、再発防止の徹底を図るためゴムホースへの交換を決めた。2月末までに順次、交換作業を進める。
瀬戸大橋線では、1992年にも碍子への塩分付着が原因で電車が故障。その後、絶縁用部品をゴムホースに交換した。ただ、マリンライナーは車両が新しかったことなどから交換を見送っていた。
また、乗客約140人の救援に5時間近くかかったことから、人員が少ない夜間の対応マニュアルの強化を急ぐほか、夜間を想定した非常訓練の実施や乗客への対応方法の改善を進める方針を示した。
JR四国は同日、再発防止策などを四国運輸局に文書で報告した。