香川県高松市出身の芥川賞作家で、連歌の普及に取り組む高城(たき)修三さんを迎えた大江戸連歌会が18日、東京・三田の東京さぬき倶楽部で開かれ、各地から集まった20人がみやびやかな言葉の世界を楽しんだ。
連歌は中世から近世にかけて盛んに行われた文学。明治になって急速に衰退したが、高城さんは、多くの人が共同して一つの歌をつくる連歌の魅力に引かれ、活動拠点の京都や高松などで盛んに連歌会を主宰してきた。
この日の連歌会には、高城さんと親交のある東京や京都の連歌会のメンバーをはじめ、香川や関東に住む高城さんの友人らが参加。初めての人もまじえて2時間半かかって、発句から計18句を詠み継いだ。
詠む人の発想次第で、歌の場面が次々に変転するのも連歌の特徴。この日も花鳥風月に恋、音楽、政治の話題まで飛び出し、参加者たちは懸命に句をひねりながら、共同作業の楽しさを味わっていた。
初めての参加という東京都の吉野ユリ子さん(38)は、「いろいろな知識を総動員しなければならないところに、単なる言葉遊びでないおもしろさがある。刺激的だった」と話していた。(東京支社)