
弾き語りで命の大切さを訴える堀内さん=香川県善通寺市文京町、善通寺一高
全盲のシンガー・ソングライター堀内佳さん(48)を招いたコンサートがこのほど、香川県善通寺市文京町の善通寺一高校(福井信夫校長)であった。堀内さんは「心の目」で見た景色や生への思いなどを表現した曲を熱唱し、力強く温かい歌声で会場を包んだ。
堀内さんは、先天性の病気のために1歳で両眼球を摘出。中学生のころから独学でギターを弾き始め、現在は生まれ育った高知県を拠点に全国各地でコンサート活動を行っている。
生徒や教職員ら約700人を前に、堀内さんが両親や出会った人々とのエピソードなどを紹介しながら弾き語り。おととしと昨年に相次いで亡くなった両親について「命の大切さや前向きに生きる素晴らしさを教えてくれた」と述べた。
また、自身が昨年9月に悪性リンパ腫と診断され、抗がん剤治療を受けたことを告白。再発率が高く5年後の生存率が50%とされる病気だとした上で、「自分の命と向き合うことで生きたいと思えた。5年後に絶対に生きていると、みんなに約束する」と語ると、生徒たちは拍手で応えた。