
仲良く寄り添って泳ぐマナティーの母子=香川県高松市屋島東町、新屋島水族館
香川県高松市屋島東町の新屋島水族館で13日、アメリカマナティーのニール(18歳)がオスの赤ちゃんを産んだ。マナティーの出産は同水族館で初めて。国内の繁殖例も極めて少なく、貴重なスター候補生の誕生と言えそうだ。
同水族館によると、マナティーの繁殖は国内では沖縄美ら海水族館(沖縄県)で数例あるだけ。新屋島水族館が2施設目になるという。
出産は午後4時すぎ。赤ちゃんははじめ泳げなかったが、飼育員が体を支えてやると、2時間近くで泳げるようになった。
赤ちゃんの体長は推定120センチ。3メートル前後ある母親のニール、父親のベルグ(20歳)と一緒に、時折呼吸のため水面から顔を出しながら、ぷかぷかと気持ちよさそうに泳ぎ回っている。
ただ、初産の戸惑いからか、ニールは同日夜の時点で授乳に成功していない。同水族館は「無事に生育するかどうか、まだ予断を許さない。幸い大きめの体で産まれてくれたので、あとはうまく授乳できるかどうか」とし、当面は親子ともども一般公開を見合わせる方針だ。
アメリカマナティーは米フロリダ周辺などに生息。ワシントン条約で保護対象となっている。