
食べ比べイベントに出品される讃岐うどん。左が大正時代初期、右が2020年前後の近未来=香川県坂出市林田町、吉原食糧
大正時代初期(1920年代)と、現在から約10年後の近未来を想定した讃岐うどんを食べ比べるイベントが11月3日、香川県坂出市林田町の製粉会社吉原食糧で開かれる。それぞれ約700食を用意し、1杯100円で販売。およそ100年間の郷土食の味の変化を楽しむことができる。
「過去」のうどんは、水車製粉だった当時の記録を基に石うすで粗めに製粉。麺(めん)は現在のものより茶色がかり、弾力や小麦の風味が強い。一方の「近未来」は2020年前後を想定。豪州産と県産をバランスよく配合した小麦を使い、麺の表面のつやや滑らかさ、食べた際のもちもち感やうま味などが特長という。
イベントは「さぬきうどんタイムカプセル」と題して、同社がうどんへの親しみを深めてもらおうと07年から毎年実施。同社の吉原良一社長(52)は「過去2回とも盛況。今回は2種類を食べ比べて、讃岐うどんの1世紀に思いをめぐらせてほしい」としている。
開催は午前10時〜午後3時。地元農産物の販売やうどんの手打ち教室なども開くほか、昨年の食べ比べセットも販売する。問い合わせは、同社〈0877(47)2030〉。