
船で太鼓台を運び勇壮に上陸する「オシコミ」=香川県小豆島町池田
香川県小豆島町池田の亀山八幡宮の秋祭りで16日、奉納する太鼓台を船で運び、浜に担ぎ上げる伝統の「オシコミ」が行われた。
「オシコミ」は陸路輸送が不便だった三都半島の蒲野、神浦、吉野の3地区で明治初期から行われていたが、現在は神浦地区だけが実施している。
午前6時半、約700キロの太鼓台を全長12メートル、幅1・6メートルの木造船に乗せ、約30人が乗り込んで地元を出航。宮の浜まで約2キロ沖合の池田湾の弁天島付近まで漁船にえい航された。
午前9時すぎ、「ヨイヤサ」などの掛け声に合わせ、櫓(ろ)を威勢よくこぎ始め、大きく揺れる舳先(へさき)では、赤や緑の長襦袢(じゅばん)をまとった踊り手が華麗に舞った。
浜に着くと、待機していたかき手らが太鼓台を船から降ろし、一気に馬場へ。勇壮な太鼓台の“上陸シーン”に、観衆から大歓声と拍手がわき起こった。
「オシコミ」は1987年に旧池田町の無形民俗文化財に指定されている。