
マツタケ山の再生を願って山を手入れするメンバー=土庄町小海
マツタケが育つ豊かな里山の再生を願って、香川県小豆郡内の有志22人が「小豆島まつたけ研究会」(港武慶会長)を結成。土庄町小海の山中に放水のためのタンクを設置するなどして、マツタケが育つ環境づくりに取り組んでいる。活動を広く紹介してその輪を広げようと、趣旨に賛同する人たちに10月下旬の2日間、山を開放し、マツタケ探しを体験してもらう。
会の結成は2年前。先祖伝来の山林が燃料革命や外国材の輸入、松くい虫の被害などで荒廃の一途をたどり、マツタケも収穫量が減少している現状を受け、往時の環境を取り戻そうと山の所有者らが立ち上がった。
計画では、同研究会が所有者から山を借りて順次手入れをする予定で、現在の候補地は土庄町内と小豆島町内の各2カ所。まずは、港会長所有の約1万5千平方メートルの山で試験的な作業を行ってきた。
作業は下草刈りから実施。その後、雑木を伐採するなど風通しを良くしたところ、2年前は1本だけだった収穫が昨年は10本ほどに。さらに今年は、適度な水分が必要と初めて水やりも行っている。貯水設備は昨年何度も山に入って山上に設置したメンバーの手作りで、貯水タンクを置き、山中約1キロにわたりパイプを引いている。
今秋の収穫量は未知数だが、港会長は「マツタケも生えたくて仕方ないはず。夢・ロマンある『マツタケの島』と呼ばれるよう挑戦したい。ぜひ若い人にも参加してもらい、島を元気にしていきたい」と話している。
山を開放するのは25日と30日。今後整備を行う予定の約2万4千平方メートルでマツタケ狩りの面白さを味わってもらう。時間は午前8時40分から正午までで、メンバーが案内する。小海バス停集合。募集定員は各日10人。締め切りは20日(先着順)。入会金千円と参加費千円が必要。申し込みは土庄町森林組合内・同研究会事務局<0879(62)7007>。