
光と影が織りなす神秘的な「夏至観音」=香川県小豆島町坂手、洞雲山
6月に入り、香川県小豆島町坂手の小豆島霊場1番札所・洞雲山で今年も、夏至前後の約50日間、晴天の日だけに拝める光の観音像「夏至観音」が見られ始めた。光と影が織りなす神秘的な姿に、お遍路さんらが手を合わせている。
夏至観音は、南西の陽光が境内の洞くつの岩肌に差し込むと、光と影のコントラストで観音様のように見える約3メートルの像が浮かび上がる現象。その姿は頭を右に少し傾け、錫杖(しゃくじょう)を持っているかのよう。19年前、お遍路さんが偶然撮影した写真で発見された。
出現するのは、午後3時ごろからわずか5分間ほど。1日に島遍路に訪れ、初めて目にした洲本市の井口照美さん(65)は「本当に神秘的。ありがたいお姿ですね」と話していた。
同じ場所で秋冬の夜には、月の光で年数回程度「月光観音」が出現する。