
開村式でくす玉を割る招へい作家の椎名さん(左)と林さん(右)=香川県小豆郡小豆島町蒲野
香川県と小豆島、土庄両町が若手芸術家を招き、創作活動を支援する「小豆島芸術家村事業」のスタートを告げる開村式が29日、アトリエや宿泊施設がある香川県小豆郡小豆島町蒲野であった。国内外47人の応募の中から選ばれた招へい芸術家の椎名勇仁さん(35)=宮城県=と林憲昭さん(39)=東京都=の2人を地元住民らに紹介し、事業の成功を誓った。
同事業は創作活動を支援するとともに、アートを通じた地域活性化を図るのが狙い。式は関係者をはじめ、この日同地点を発着点に開催された健康ウオークの参加者らを前に行われた。
同事業実行委員長の山下幸男県政策部長が「2人は作品レベルが高く実績のある素晴らしい芸術家。地元住民らとも心と心の交流をしてほしい」とあいさつ。椎名さんと林さんがそれぞれ意気込みを語った後、くす玉を割り、関係者がテープカット。ウオーク参加者も350個の風船を空高く放ち、開村を祝った。
椎名さんは「地元の人から夜見る夢を聞き取り、一つのイメージにし立体の彫刻作品を仕上げたい。どんな人たちと出会えるか楽しみ」、写真の焼き付け技術を用いた青色の作品を制作する林さんは「今後の事業発展になるような活動をしていきたい。作品には小豆島の独特の気候風土を取り込みたい」と話した。
アトリエは三都公民館、宿舎は三都老人憩いの家で、活動期間は椎名さんは7月20日まで、林さんは6月30日までを予定している。