香川と愛媛の郷土食を提供する新橋のレストラン「かおりひめ」のメニューに、あん餅[もち]雑煮と年明けうどんが登場。付近に勤める会社員らが、珍しい讃岐の正月の味を楽しんでいる。
2つのメニューは15日までの期間限定。あん餅雑煮は2003年の開店以来提供しており、全国的にもまれな甘い雑煮を求めて、毎年足を運ぶファンも。会社の先輩に勧められて初めて挑戦したという福岡県出身の男性は、「こんなの初めて。一口目は驚いたが、食べるごとにうまくなる」と、気に入った様子ではしを動かしていた。
一方の年明けうどんは、香川のうどん業界の取り組みを応援しようと、丸餅とエビを具に提供。スタッフが年明けうどんの趣旨を説明すると、めでたい紅白のうどんで縁起をかつごうと、昼食に訪れた人たちが次々に注文していた。
さらに同店ではこの2つのメニューに、香川県産ヒノキの間伐材から作った割りばしをセット。NPOグリーンコンシューマー高松が高松市内の業者と協働で作ったものを県が購入、計5000膳[ぜん]を用意した。「かがわのひのき」と焼き印されたはしを珍しがって持ち帰る人もおり、「香川での地道な環境への取り組みを、しっかりアピールしていきたい」と同店では話している。