創立三十周年を迎えた香川ヨーガ道友会の倉本英雄会長(六九)の半生と、講師陣の体験談を中心にヨガの魅力をつづった「YOGA(ヨーガ)」が出版された。ヨガにはさまざまな流派があるが、倉本会長が目指しているのは心と体と息を整える、静かで緩やかなヨガ。「体を和らげることで心も安定する。学校教育に取り入れれば、不登校やいじめもなくなる」としている。美巧社発行、定価千五百円。
二部構成で、前半は倉本会長の半生に道友会の歩みを絡ませながら紹介。少林寺拳法を学んでいた大学時代にヨガと出合い、その後、勤めていた高校で教職員らを対象に指導、同会を設立した。
ヨガに打ち込むことを決意したのは四十五歳の時。周囲は反対したが、教員を辞め、能力開発研究所長として香川銀行に入行した。オウム事件では一時、肩身の狭い思いも経験したが、ヨガから宗教的な色彩を除き、スポーツとしての普及に力を入れた。
会員二千二百人。公民館などで学んでいる人も含めると八千人を数える、全国でも例のない団体に成長させたという。
「ヨーガの輪」と題した体験談は講師八十八人が寄稿。頭痛や肩こりに悩み、ストレス社会の中で精神的にも病んでいたが、ヨガを始めて心身ともにリフレッシュ、「この充実感を多くの人に伝えたい」などと記している。
A5判、三百四十四ページ。香川県内の書店で発売。問い合わせは美巧社〈087(833)5811〉。