十一日、高松市朝日新町の高松港で、砂利運搬船がいかりに巨大なマンボウ=写真=を引っ掛けたまま入港する珍事があった。マンボウはすでに死んでいたが、港には、平たい体におちょぼ口のお茶目な姿を一目見ようと大勢の人が集まり、ちょっとした騒ぎ。
同船は東京から和歌山沖を回って十一日未明、高松港に入港。着岸の際、左舷後部のいかりに体長が二・三メートルもある大きなマンボウが引っ掛かっているのが見つかった。マンボウは瀬戸内海には生息しておらず、乗組員は「和歌山沖で投錨(とうびょう)した時に引っ掛かったのだろうか」と首をかしげた。
瀬戸内ではなじみが薄く「水族館の魚」と思われがちだが、太平洋側では「おいしい魚」として食卓に上るという。焼却処分される運命のこのマンボウ。その味を知る人は「こんなに大きいのにもったいない」。