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ほっとけない香川 STOP生活習慣病/第3部 16年度血液検査から(1)さぬきっ子生活改善プロジェクト 依然「1割異常」

2017/09/23 09:18

小学生の血液検査結果
小学生の血液検査結果

 5年目の検査結果も、傾向に大きな変化はみられなかった。浮かび上がるのは、生活習慣病のリスクがある児童が減少していない実態だ。県健康福祉部参事の星川洋一医師(公衆衛生)は「医療関係者や市町の学校保健部局、報道機関などと連携し、対策を強化していきたい」とする。

 2016年度、県内全域の小学4年生を対象に実施した血液検査(県小児生活習慣病予防健診)の結果がまとまった。

 「脂質」「肝機能」「2型糖尿病リスク」とも、1割程度の児童に異常が見られ、県は「一斉検査を開始した12年度からほぼ同様の傾向といえる」と分析。非アルコール性(脂肪性)肝疾患の疑いをみるため、今回から検査項目に追加した「脂肪肝」は、2・9%(男子4・3%、女子1・6%)が当てはまる。

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 脂質異常の児童の割合は12・9%(男子11・9%、女子13・8%)、肝機能異常は11・4%(男子12・9%、女子9・8%)、2型糖尿病リスクが高いのは8・8%(男子9・6%、女子7・9%)だった。身長と体重を基に判定した肥満は9・6%(男子11・3%、女子7・9%)、やせは2・5%(男子2・3%、女子2・8%)。

 県は12年度からの推移について、▽脂質異常は男女とも増加傾向▽肝機能異常は男子が減少傾向、女子が横ばい▽2型糖尿病リスクは男女とも横ばい▽肥満は男子が横ばい、女子が減少傾向―などと分析している。

 また、併せて実施した生活習慣アンケートでは▽早く食べる(男子13・0%、女子4・4%)▽朝食を食べない日がある(男子11・3%、女子10・2%)▽休日や放課後に外で体を動かす遊びをしている(男子50・1%、女子36・4%)▽1日2時間以上ゲームをする(男子23・5%、女子10・5%)などの項目が、悪化もしくは横ばいの傾向で、改善が必要な状況であることも分かった。

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 文部科学省が「全国でも異例」と評価する、生活習慣病の予防を目的とした全県レベルでの小学生の血液検査。5年目を迎えた16年度も、5年生を対象に独自に検査を行う東かがわ市を除き、16市町の4年生計7571人が検査を受けた。

 結果を基に、子どもの健康状態と生活実態を把握し、保護者や学校、地域ぐるみで生活習慣の改善を指導するのが狙いだ。ただ、一斉検査の開始から5年を経て、異常値の割合や、アンケート調査から浮かび上がる「改善が必要とみられる生活習慣」の状況に、大きな好転はみられない。

 香川の大人は、糖尿病の死亡率や受療率で、全国ワーストの水準が続く。子どもの血液検査結果からも、依然として、将来の生活習慣病の「予備群」が減少していない実態がうかがえる。県健康福祉総務課は「子どもの健康や生活習慣は、一緒に暮らす家族の影響が大きい。親を巻き込んだ啓発の重要性が高まっている」としている。

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 小学4年生を対象とした血液検査(県小児生活習慣病予防健診)の16年度の結果がまとまった。「ほっとけない香川・STOP生活習慣病」の第3部では、最新データを基に、求められる啓発や対策について探る。

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