
神職らが厳かに舞を奉納する湯立神楽=香川県丸亀市垂水町、垂水神社
香川県丸亀市垂水町の垂水神社(中野都宮司)で20日深夜から21日朝にかけて、伝統の「湯立神楽(ゆたてかぐら)」があり、神職らが夜明けまで厳かな舞を披露し、五穀豊穣(ごこくほうじょう)や無病息災などを祈願した。
湯立神楽は江戸時代中期から続く行事で、1995年に県の無形民俗文化財に指定されている。本殿前にヒノキで組んだ「湯棚」を設け、そこにご神体を遷座して熱湯で1年の汚れを清めるため「湯立」の名がついたとされる。
午後9時すぎに遷座の神事を行った後、神職や氏子らから選ばれた神楽人10人が湯棚前の神楽台で、「神寄せの舞」「榊(さかき)の舞」「うずめの舞」など11種類の舞を披露。境内には太鼓や笛、かねの音が鳴り響き、訪れた人たちは静かに神楽に見入っていた。