人間性豊かな児童・生徒の育成について考える高松市健康教育研究大会(市教委など主催)が26日、市役所であった。幼稚園や小中学校の教職員ら約130人を前に、東日本大震災の被災地で活動した県臨床心理士会のスクールカウンセラー・瀬川知世さんが、災害発生時の子どもや教職員の心のケアについてアドバイスした。
昨年6月、岩手県北東部の太平洋に面した野田村に入り、支援活動に従事した瀬川さんは「災害発生時から1〜2カ月が重要」と指摘。その上で、思い出したくない嫌なことを思い出すといったトラウマ(心的外傷)反応が心的外傷後ストレス障害(PTSD)に進行しないよう、教師が子どもにしっかりと寄り添うことの大切さを強調した。
また、教え子やその家族の悲惨な状況を見聞きした教師が、すべてを背負ってしまっているような被災地の状況を踏まえ、「体験を共有した仲間と話し合う機会を持つなど、子どもをサポートする教師自身のメンタルヘルスにも注意する必要がある」などと訴えた。
大会ではこのほか、特色ある健康づくりを実践する学校の研究発表もあった。