多度津高校(市原伸作校長)として初の遠洋航海に実習船「香川丸」(499トン)で出航していた海洋技術科の生徒らが19日、香川県仲多度郡多度津町東港町の多度津港に帰港。保護者ら約70人が迎える中、大きな経験を得て成長した姿を見せた=写真=。
実習は漁業従事者育成のため多度津水産高が1953年から行っていたが、来年3月末で閉校になることを受け、本年度2回目のこの航海から多度津高に引き継いだ。
航海には海洋技術科2年と専攻科1年の生徒16人と乗組員が参加。9月10日に多度津港を出港し、米国ハワイ沖でマグロ延縄(はえなわ)漁業に取り組んだ。71日間で29回操業、約20トンの漁獲があった。航海中には大きなトラブルも起きず、病人やけが人もなかった。
帰港式では市原校長が「素晴らしい環境の中で得た貴重な経験を在校生や保護者に伝えてほしい」とあいさつ。海洋技術科の山田智也君(17)は「仲間たちと過ごした日々は忘れられない宝物。人生に生かしたい」と成果を報告した。
同校では来年1月に第3次航海を予定。来年度からは年2回ずつ実施する。