
高松市教委「いじめ110番」相談件数の推移
全国でいじめによる自殺が相次ぐ中、高松市教委が開設する相談電話「いじめ一一〇番」に本年度寄せられた相談の件数が、前年度一年間の二・一倍の三十四件(二十二日現在)と急増している。いじめによる自殺が頻発し始めた十月以降に保護者からの相談が増えており、わが子とダブらせて不安を訴える父母らの姿が浮かび上がっている。
いじめ一一〇番は市教委が一九九四年に開設。相談件数は年間二十数件で推移しており、昨年度は十六件だった。本年度も九月末までは十六件とほぼ例年並みのペースだったが、北海道滝川市の女子児童の問題など、いじめを苦にした自殺事件が続発した十月以降に相談が急増。今月二十二日までの二カ月弱の間に十八件の相談が寄せられ、九月末までの半年間の件数を上回った。
相談者の内訳は、八割近くの二十七件が父母などの保護者。十月以降は、十八件のうち十四件が保護者だった。
保護者からの相談内容は、「冷やかしを受けているようだ」「部活動で仲間外れにされている」など。中には「学校に相談したが解決しない」という深刻な訴えもあった。
児童生徒本人からの相談は二件。「グループから無視される」「暴力を振るわれる」といった電話があった。
相談の大半は匿名だが、相談者や学校が特定できた七件は、市教委が学校を通じていじめの実態を調査している。市教委は「どんなささいなことでも悩まずに相談してほしい」と呼び掛けている。
いじめ一一〇番は、平日の午前八時半から午後七時まで受け付け。相談後の対応は相談者の意向を優先している。電話番号は<087(821)0099>。