香川県は3日、県土地開発公社が穴吹工務店に売却した香川インテリジェントパーク(香川県高松市林町)内の民間業務用地約1ヘクタールを同社から買い戻すと発表した。期間内に指定施設の建設ができないと同社が返還を申し入れたのが理由。同所は過去にも別の企業が返還しており、県は用途制限などの緩和を検討する方針。
県産業政策課によると、同所は2007年9月、穴吹工務店に5億3千万円で売却。土地引き渡しから3年以内に同社が自然科学研究所を建設することになっていた。同社からの申し入れを受け、県は違約金(30%)や事務経費などを引いた約3億7千万円で買い戻す。時期は7月下旬の予定。
同所は、頭脳立地法に基づき研究所などの集積を目的に分譲。ソフトウエア業、デザイン業、自然科学研究所の3業種を指定用途としている。しかし、1999年にも別の企業が研究所建設を断念して県公社が買い戻しており、県は「立地法もすでになく、用地の早期活用に向け用途などの制限緩和を検討していく」としている。