四国電力は二十九日、中国で温室効果ガス削減事業に取り組む三菱商事(東京)から、二酸化炭素(CO2)排出権を購入する契約を結んだと発表した。購入予定量は二〇〇七年七月からの五年半で計九十五万トン。購入価格は未公表。四電の排出権獲得は四件目。
三菱商事が手掛けるのは、中国河南省の肥料製造工場で発生する亜酸化窒素を分解・処理する事業。これは、先進国と途上国が共同で温室効果ガスの削減を図り、削減分を先進国が排出権として獲得できるクリーン開発メカニズム(CDM)のプロジェクト。これにより、三菱商事は〇七年七月から七年間で年三十五万トン(CO2換算)の排出権を獲得。四電はこのうち、〇七年七月からの五年半で計九十五万トンの排出権を購入した。
また、四電は地球温暖化防止対策として掲げるCO2削減目標について、従来の目標を見直し、より厳しくした。これまでは使用電力量一キロワット時当たりのCO2排出量を「二〇一〇年度に〇・三四キログラムにする」としていたが、これを「〇八年度から五年間の平均を〇・三三キログラムにする」と改めた。