真鍋武紀香川県知事は8日、2010年度県一般会計当初予算案の規模について、本年度当初(4190億円)から100億円以上増加し、4300億円台前半になるとの見通しを明らかにした。一般会計当初予算案の前年度比プラスは9年ぶり。知事は、財政再建方策の方向性は堅持しながらも、景気対策として財政出動の必要性を強調し、雇用対策や地域活性化などに重点配分する考えを示した。
同日の定例会見で知事が予算調整の状況などを説明した。
当初予算が4300億円を超えるのは07年度以来、3年ぶり。地方自治体全体の財政収支見通しは前年度比0・5%減だが、県予算は3%程度の増加となる見込み。
知事は、県内の経済状況が非常に悪く早期回復に向けた対策が必要との認識を示した上で、「県の財政規模では限界はあるが、少しでも景気をよくするために財政出動をしなければいけない」と述べた。
予算案では、地域の雇用対策や地域活性化、安全・安心対策などに重点的に配分。50億円を超える経済雇用対策を盛り込む09年度一般会計補正予算案と合わせ、「切れ目のない執行に努める」とした。
一方で、知事は07年11月に策定した新たな財政再建方策に基づいて、引き続き財政再建に取り組む考えを強調。予算規模は膨らんでも「財政再建の方向性は失わないようにしながら予算を編成している」と話した。