高齢化が進む中、移動手段の少ないお年寄りの外出を支援する「デマンド乗り合いタクシー」の実証運行が2日、まんのう町で始まった。実証期間は2011年度末まで。町などは今後、町民の意見を聞きながら利用しやすいサービスを目指す。
同タクシーは、乗客の自宅から病院や公共施設など希望の目的地まで、ドア・ツー・ドアで運ぶ県内初の取り組み。同町では、合併前の旧3町間の交通格差解消が課題で、行政や交通事業者、町内各種団体などで組織する町地域公共交通協議会(会長・栗田町長)が対策を検討してきた。
運行は、平日の午前8時から午後5時まで旧町域単位で行い、1日計19便。3台の車両はいずれも客が9人まで乗れるワゴンタイプで、同タクシーの愛称「あいあいタクシー」のロゴなどを入れた黄色いプレートを車体に張って走る。利用は事前登録制で、これまでに約600人が登録した。
この日、町役場であった出発式で、栗田町長が「気軽に利用でき、末永く愛される乗り物にしたい」とあいさつ。町内のタクシー業者3社がプレートを受け取り、運行を開始した。