日本・スイス国交樹立150周年特集

スイスについて

首都

ベルン

人口

803万9060人。うちスイス人が約80%、外国人が約20%。

面積

4万1285平方キロ

言語

ドイツ語63.7%、フランス語20.4%、イタリア語6.5%、ロマンシュ語0.5%、その他9%。

国土の大部分を山岳地が占め、ジュラ山脈、中部平原、アルプス山脈の3つの地方から成り立つ。

金融業 UBSなど高い信頼

チューリッヒの街の中心地で、風格のある大手バンクの建物が存在感を放っている。二大金融グループのUBSとクレディ・スイスもある。スイスには百年を超す歴史を持つ社も多く、富裕層を対象にしたプライベートバンク事業も古くから行われてきた。GDPの10%を金融産業が占め、金融業にフルタイムで従事する人は21万1000人、総就労者の6%超に上る。銀行は外資企業などを含めて300社以上あり、保険は260社。いずれもサービスの質と信頼性で評価を得てきたが、国の政治や経済的安定も世界のアセットを集めている要因だ。こうした金融業も、「スイスブランド」の核を成している。

時計産業 世界3大メーカーも

ロレックスやオメガなどに代表されるスイスの時計産業。世界3大高級時計メーカーのパテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲもあり、ユーザーのステータスシンボルになっている。そんなスイスの時計業界だが、1970年代に一時、危機に陥った。きっかけは日本のメーカーが量産化したクオーツとデジタル時計の登場だった。彼らはデザイン性と低価格を両立させた「スウォッチ」の開発で立て直しを図った。加えて従来の高級ブランドにもさらに磨きをかけた。オメガやブレゲ、ロンジン、ブランパンなど多くのトップブランドが今、スウォッチグループの傘下にある。

国際機関 「安定性」背景に集結

レマン湖の南西にあるジュネーブ。国際都市として知られるこの街を中心に、スイスには重要な国際機関が結集する。世界保健機関(WHO)や赤十字国際委員会(ICRC)、世界貿易機関(WTO)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連欧州本部などが代表で、第一次世界大戦後に国際連盟の本部も置かれた。ジュネーブには最近話題の「国際バカロレア(IB)資格」を取得するためのカリキュラムを定める国際バカロレア機構の本部もある。東部のダボスは政財官界の首脳が集うダボス会議の開催地。こうした舞台のプラットホームになる背景に、「永世中立国」としての安定性も挙げられる。

政治

全州議会と国民議会の2院から成る連邦議会の合同会議で選ばれた7人の閣僚によって内閣が構成される。閣僚の中から大統領が1年ごとに交代で任命される。

世界遺産

11カ所が登録され、1カ所が申請中。主な世界遺産は「ベルン旧市街」「レマン湖畔ラヴォー地区の葡萄畑」「時計製造の町ラ・ショー・ド・フォン/ル・ロックル」など。

ノーベル賞

物理学、化学、医学などの分野で高い研究成果を挙げ、7名の科学者がノーベル賞を受賞している。

芸術 イベント、幅広く充実

スイスではジャズやクラシック音楽、映画、現代美術など幅広いジャンルのアートイベントが行われる。2014年はローザンヌ国際バレエコンクールで日本の高校生の二山治雄さんが優勝、同じく高校生の前田紗江さんが2位に入り、話題を呼んだ。また国内には900軒以上の美術館があり、それぞれが充実した展示を提供している。第一次世界大戦後に活躍した作曲家のアルテュール・オネゲルは両親がスイス人。彫刻家のジャコメッティや現代アーティストのピピロッティ・リストもスイスが生んだ。「鳥の巣」と称される北京五輪メーンスタジアムを設計した建築ユニット、ヘルツォーク&ド・ムーロンもいる。

グルメ チョコ消費量 世界一

「食」も大勢の観光客を引き付ける。チーズはとりわけポピュラーで、チーズフォンデュやラクレットは日本でもおなじみ。細切りのポテトをケーキ状に焼いたレシュティも定番メニューだ。チョコレート好きの国でもあり、一人あたりの年間消費量は世界一の約12キロ。ティータイムはもちろん、会合の席でも提供される。甘党にはリンツやシュプリングリなどの製品が土産に欠かせない。ワインの質も高く、白ワインを中心にバランスの取れたシンプルな味わいが支持される。また、長寿の国でもあり、WHO調査では2012年の男女合わせた平均寿命は82・9歳と、首位の日本に次いで2位となっている。

※スイス外務省のホームページなどによる

PAGE TOP