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瀬戸内物語 北川フラム

高校生の視点 五感全開で参加を

2018/09/04

約100人の高校生が島の課題や活性化策を考えた=高松市、サンポート高松

約100人の高校生が島の課題や活性化策を考えた=高松市、サンポート高松

真壁陸二さんの壁画を見学しながら路地を歩く高校生たち=高松市男木町

真壁陸二さんの壁画を見学しながら路地を歩く高校生たち=高松市男木町

 この8月20、21日、県教委主催の高校生のための瀬戸内アートサマープログラムが行われ、約100人が参加しました。

 県内の1〜3年生の高校生有志が10班に分かれ、初日は女木島と男木島を巡り、2日目は高松市のサンポート高松でグループごとに討論し、▽島(地域)が元気になるとはどういうことか▽島の課題を理解しよう▽自分たちができることを考えよう―、という出発でワークショップをやるというものです。同世代の高校生とはいえ、10校が集まっての2日間は新しい体験になったと思います。

 10班は男木島5班、女木島5班でそれぞれ討論し、発表しました。

 女木島については▽子どもの遊び場ができるとよい(鬼ごっこなど)▽交流できる(古民家)カフェがあるとよい▽花や花壇があるとよい▽冬のイベントが必要。男木島については▽空き家を人が住めるようにして増やしたい▽せっかくの坂をアスレチックのように使ったらどうか▽迷路のゲームもできるよ▽交流カフェがあるとよい(女木島と同じ提案)―などが挙がりました。

 ただ、これらは島に人が来てくれると島が元気になるという前提があっての話で、住民の視点からのものが少なかったという弱点がありますが、来客の参加性に重きを置くという意見は、若い人に大切な視点だと思いました。

 もちろん発信することについては得意で、写真共有アプリ「インスタグラム」や動画投稿サイト「ユーチューブ」の活用についての提案が多かったです。

 若者たちのこの経験はとても大切で、こえび隊に入れば、一気に国際的な関係があり、世代の違い、職業などの違いを超えてコミュニケーションを取っていく必要があり、その動きが香川を変えていくことになると思います。

 ただ、ここに参加した高校生のほとんどが、瀬戸芸についてこれまで知らなかったことに衝撃を受けました。彼らの親世代や彼ら高校生・中学生に伝えていかなければと思いました。

 工代祐司教育長がまとめのあいさつで話されたように、国際的な世界最高水準のプロジェクトがあるのに、それを知らず、参加していないもったいなさ! 自分で考え、他者を知り、ともに作業するということが、これからますます必要になります。若者一人一人の考え、行動する力が、日本人はぐんぐん落ちていると言われています。その場としての国際芸術祭をますます告知していきたいと思いました。

 ここに参加した高校生一人一人から、身近な人に伝えていくことの必要性が決意として語られました。また、具体的に加わりたいという意見もありました。瀬戸芸は大学生、社会人になって10年生ぐらいの層に人気があります(特に女性)。

 最も感受性が強い、可能性のある小中高校生ら若者たちにこそ、五感全開、一人一人の身体全体に依拠した芸術祭に参加してもらいたい、感じてもらいたいと思うのですが、それをどう伝えていくか、高校生のサマープログラムが私たちに突きつけた問題も多かったことでした。この経験を来年の芸術祭に生かそうと思います。

 (アートディレクター)

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