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長谷川幸洋のニュース裏読み
民進党どこへ行く 二重国籍問題、仲間割れ…
2016/10/30更新
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 民進党はどこに行くのか。

 先の新潟県知事選では自主投票を決めたと思ったら、野党候補の優勢を見て最終盤に慌てて蓮舫代表が応援に駆けつけるドタバタを演じた。

 東京10区と福岡6区の衆院補選では民進候補が野党統一候補になったものの惨敗し、他の野党や支持母体である連合としこりを残している。

 これで噂(うわさ)される衆院解散・総選挙を戦えるのか。問題点を整理してみよう。

 まず野党共闘だ。

 焦点は共産党との協力関係をどうするか。蓮舫代表は9月の代表就任会見で「綱領や基本政策が異なる政党と連立政権を目指すことはない」と明言した。一方で「国会内外で出来る限りの協力をする」とも述べている。

 実際はどうだったかといえば、福岡6区では民進候補が共産幹部と一緒に街頭演説をした。補選とはいえ衆院選だから「ともに政権を目指す構えではないか」と受けとられても仕方がない。

 この件が引き金になって、共産との共闘に反対する連合は東京10区の民進候補選挙事務所からスタッフを引き揚げた。共産は「本気で共闘するつもりがあるのか」と怒りを隠していない。

 もしも民進が総選挙でも共産と共闘するようだと、連合は到底、乗れないだろう。そうなれば大打撃である。

 逆に共産が入る共闘は組めないとなると、野党は民進とそれ以外の共産、社民、自由の3党連合に分裂する公算が高い。それでも勝てない。

 結局、民進としては「共産が自主的に候補を取り下げてくれないか」と祈るしか手がないが、共産は「一方的に降ろすことは考えていない」とけん制している。戦う前から、他の野党と支持母体の間で仲間割れ状態なのだ。

 そもそも民進と共産では基本政策がまったく異なる。

 共産は日米安保条約を廃棄、自衛隊も解消という立場であるのに対して、民進は日米同盟も自衛隊の存在も認めている。経済政策でも民進は基本的に増税賛成だが、共産は断固反対だ。

 目先の総選挙に勝つことを目的に共闘したところで、いざ政権の座に就けばたちまち頓挫するのは目に見えている。それでも共産や自由が共闘を呼び掛けるのは「安倍政権打倒」だけを目指しているからだ。これでは有権者の心に響かないだろう。

 蓮舫代表の二重国籍問題もくすぶっている。

 台湾国籍を抜いたのは10月7日だが、それ以前は大臣時代を含めて国籍法違反状態だった。キャスター時代を含めて台湾に何度も渡航しており、台湾パスポートの保有は知っていたのではないか、という指摘もある。

 北方領土問題でも、民進随一の外交・安保政策通である前原誠司議員が国会で「米国が大統領選直後の政権空白期に日本が物事を決めていいのか」と安倍首相に質問する始末だ。まるで自分たちが批判してきた対米従属姿勢そのものではないか。

 結局、民進の課題は自力で与党に対抗できる政策を整えられるかどうか、という問題である。代表がテレビで保育士予算の増額を尖閣諸島防衛で奮闘している海上保安庁の予算を例に挙げて説明するようでは、心もとない。

 12月15日のプーチン・ロシア大統領訪日で北方領土問題に進展があれば、来年1月解散・総選挙の可能性も高まるだろう。民進党が政策練磨に残された時間はもう、ほとんどない。

(東京新聞・中日新聞論説副主幹、四国新聞特別コラムニスト)

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