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ミニルポ・個人演説会

(左から届け出順)
2009年08月27日
 政権交代か、それとも死守か。第三極の台頭は―。第45回衆院選も終盤を迎え、香川県内3小選挙区から立候補した12人の舌戦も熱気を帯びてきた。政策や主張を有権者に伝える姿もさまざま。対話型集会でマニフェスト(政権公約)に関する質疑を繰り返す候補者もいれば、声をからしたり、涙を浮かべて支持を訴える候補者も。票の上積みを目指して最後の力を振り絞る各陣営を選挙区ごとに追った。

香川1区

小川 淳也候補
(民主・前)
河村  整候補
(共産・新)
平井 卓也候補
(自民・前)
白石久美子候補
(諸派・新)

 「何でも結構。疑問をぶつけてほしい」。高松市東部の中学校体育館。ひと通り政策を説明した小川候補が呼び掛ける。選挙期間中には珍しい対話型の演説会。参加者との質疑応答に多く時間を費やしている。

  小川候補が促すと、会場からは三つ、四つと手が挙がる。「官僚と闘うと言うが本当に勝てるのか」「高速道路の無料化は温暖化防止に逆行するのでは」。日を追うごとに、質問の数も内容も充実してきた。

  メモを取りながら丁寧に答える小川候補。参加者は聞き漏らすまいと真剣な表情だ。最後に小川候補が「やるべきことは明らか。あとは一歩を踏み出すだけ。一緒に重い扉をこじ開けよう」と訴え、約1時間半の演説会を締めくくった。

 「夕涼み演説会」と銘打ち、高松市木太町内のスーパーや病院の前など3カ所で相次いで街頭演説。マイクを握るなり「どこへ行っても『生活が大変』『営業が大変』の声ばかり。今こそ自公政権に審判を下そう」と声を張った。

  「より多くの人、特に無党派層に訴えたい」と、個人演説会やミニ集会をほとんど開かず、街頭演説中心に展開。朝一番から選挙カーで巡り、1日20カ所前後で声をからしている。

  この日も10〜20人を前に「民主党中心の政権が生まれる可能性が高いが、その場合もいいものには協力、悪政には反対する建設的野党になる」と訴え、一人一人と握手。「頑張れ」と激励されると深々と頭を下げ、次の会場に向かった。

 応援弁士の演説が盛り上がる中、平井候補が到着した。「頑張れよ」「頼むで」。高松市南東部の会場は一斉に拍手で包まれた。

  マイクを持つと、鬼気迫る迫力で実績と政策を訴える。民主との違いを「使命感」と表現し、「地元のために汗をかかない議員にこの1区は絶対に渡せない」と宣言。支援者からの拍手も一段と熱を帯びた。

  この日は政策立案の同志・林芳正経済財政担当相も駆けつけ、盟友の力をアピール。「高松の商店街を全国に誇るものにしたのが平井さん。地域活性化の波を全国に広げてもらおう」。

  選挙戦も佳境。演説会も日増しに熱を帯びる。終了間際に振り返ると、部屋に入りきれなかった支援者の人波が廊下を埋めていた。

 個人演説会は開かず、従来通り街頭演説を続ける。栗林公園前やスーパー前で選挙カーを止め、1日約10カ所でマイクを握る。

  高松市内のデパート前では買い物客らに「政府は当たり前のように消費税をとっているが、景気を悪くするだけ」と呼び掛け。消費税を廃止し、消費拡大による景気回復を訴えた。

  「都会と美しい山や海がある高松が大好き」と観光振興や商店街の活性化など、県都の発展に向けても力を込める。

  「国民の生命や財産を守り、幸福を実現するため、国政に送り出してほしい」。力強い言葉に、足を止めて演説に耳を傾けていた買い物客らから拍手がわき起こり、一人一人と握手を交わした。

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