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チームから五輪選手を

女子バレーボール「四国エイティ8」監督・米田一典さん

女子バレーボール「四国エイティ8」監督・米田一典さん

2009/11/15

 バレーボールの元全日本女子監督が高松にやってきたのは7年前。企業スポーツに限界を感じ、地域密着の四国Eighty8Queen(四国エイティ8)を立ち上げた。「バレーボールは人生そのもの」と話す米田さんに全日本時代の苦悩、今月末から始まるチャレンジリーグへの意気込みなどを聞いた。

       ◇

  生まれ育った町はバレーボールのすごく盛んな所。高校は名セッターの猫田勝敏さんにあこがれ、崇徳に入った。アタッカーからセッターに転向し、全国大会で3回優勝した。法大4年の時は全タイトルを取ったが、一つ上に行くには身長が低い。限界を感じていたころ、日立からコーチ就任の声が掛かった。

  当時、日立は大半が全日本選手。世界一しか考えていなかった。練習は朝6時から午後9時ごろまで。山田(重雄)監督は勝負に厳しく、見るのはレギュラーだけ。他の選手のモチベーションを上げることに悩んだ。

  39歳でJOC専任コーチの第1号になり、全日本女子の監督に就任したが、バルセロナ五輪は5位。金メダルが当たり前だった時代。ソウル五輪の4位より下がり、「史上最低の全日本監督」とたたかれた。

  その後、13年ぶりに日立に監督として戻ったが、Vリーグの開幕を控えていた2000年、廃部が決定した。全体移籍はかなわず、選手はバラバラ。最後の大掃除の時、選手のボロボロ泣く姿を見て二度とこんな思いをさせたくないと誓った。

  トップチームに入ることが選手たちの夢。地方で夢の場所ができないかなという思いから、縁あって高松にやってきた。地域密着のクラブチーム組織で、もう1回、挑戦してみようと。

  今季はチーム発足5年目。目標は優勝か2位で入れ替え戦に出ること。今までよりも手応えはある。最後はプレミアリーグに上がり、チームの中から全日本選手を輩出し、応援団長として五輪に行くのが夢だ。

プロフィル

よねだ・かずのり 1950年生まれ。法大卒。全日本女子のコーチとしてモントリオール五輪優勝、監督でバルセロナ五輪5位に輝いた。監督を務めた日立が廃部となり、05年に高松で四国エイティ8を立ち上げた。広島県出身。

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