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音楽の魅力で街をもっと開放的に

Space Aria〜カニワ社長・鹿庭弘百さん

Space Aria〜カニワ社長・鹿庭弘百さん

2009/06/28

 老舗かばん店「カニワ」(高松市)の鹿庭弘百社長が新たな事業に乗り出した。丸亀町商店街そばの「Space Aria(スペース・アリア)」で取り扱うのは、いま話題の「波動スピーカー」。心底ほれ込んだという音響システムの魅力をはじめ、音楽との出合いや街づくりについて聞いた。

       ◇

  丸亀町商店街で生まれ、この界隈[かいわい]が遊び場だった。音楽との出合いは兄がドラムを始めたのがきっかけ。自分もスティックを持つようになった。当時のステージは商店街の屋上。周囲はずいぶん迷惑だっただろう。

  高校入学を機に上京してからはバンド熱にうかされた。同級生だった佐野元春と組んだり、「はっぴいえんど」をコピーしたり。大学を出た後もレコード会社に勤めるなど音楽にかかわる生活が続いた。

  13年前に家業を継ぐことになり帰郷。しばらく音楽から離れていたが、丸亀町商店街A街区の再開発を機に、商店街の仲間と協力して「街角に音楽を」という取り組みを始めた。目指すのは魅力あふれる商店街。都会と地元のアーティスト同士の交流にもつながるだろう。

  エムズシステム社(東京)の波動スピーカーと出合ったのは4年前。スピーカーの概念をがらりと変える性能に驚いた。柔らかな音質で、歌い手や奏者がその場にいるような感覚を味わえる。7月5日にはこのスピーカーによるコンサートをサンポート高松で開く。題して「演奏家のいない演奏会」。一度聴いてもらえれば、すばらしさが伝わるはずだ。

  店舗名のAriaはイタリア語で歌曲のこと。人それぞれがもつ自分らしい「歌」を大切にしてほしいとの思いを込めた。街の活性化も同じ。らしさを生かしながら、音楽やアートの魅力によって、いつもの街をより開放的に、おもしろく感じてもらいたい。

プロフィル

かにわ・ひろかず 1956年生まれ。立教大卒。大手レコード会社などに勤めた後、96年に帰郷しカニワ常務に。同社専務を経て今年2月に社長に就いた。昨年11月オープンの「〜Aria」は波動スピーカーの正規視聴ルーム。高松市出身。

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