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子どもの生き生きとした姿見守りたい

クラシカル・バレエ・ワークス主宰・矢下実さん

クラシカル・バレエ・ワークス主宰・矢下実さん

2009/05/10

 バレエ教室「クラシカル・バレエ・ワークス」を主宰し、約80人の生徒を育てる傍ら、現役のダンサーとして活躍する矢下実さん(50)。「子どもたちにどんなけいこをすれば人を感動させられるよう踊れるか伝えることが使命」と言う矢下さんに、バレエとの出合いや生徒の指導方法などについて聞いた。

       ◇

  母は日本舞踊の名取で、幼いころから日本舞踊を習わされて育った。小学4年生のときに見た現在の中村勘三郎さんの舞台に衝撃を受け、歌舞伎役者を目指すように。日本大学芸術学部に入学したが、大学の先生に手足が長く、着物があまり似合わない体形だと告げられ、歌舞伎役者になることをあきらめた。

  とても落ち込んだが、絶対に舞台の仕事をやりたいと萩原流行さんが所属していた劇団「ザ・スーパー・カムパニイ」に入団。同劇団の先生の勧めで自宅近くの「法村・友井バレエ学校」の門をたたいた。練習についていくのが精いっぱいだったが、自分を表現するいろいろな手段があるという喜びを味わった。

  25歳で東京バレエ団に入団。スカラ座やオペラ座など、名だたる劇場で踊らせてもらった。31歳で退団し、フリーに。高松公演でパートナーだった妻と結婚後、彼女の故郷でもある高松で、ワークスを設立した。

  子どもたちに教えるにあたっては、けがをさせないことが第一。バレエは一見優雅だが、そのためにはたくさんのトレーニングが必要だと理解してもらわなくてはいけない。子どもたちがどんなふうに踊れば楽しいか理解していく成長の姿を見ているとうれしい。将来の夢は、子どもたちの夢を実現することに協力し、舞台に立っている彼女らの生き生きとした姿を見守っていくことだ。

プロフィル

やした・みのる 1958年生まれ。横浜市出身。日本大学芸術学部在学中に「ザ・スーパー・カムパニイ」入団。25歳で「東京バレエ団」に入団し、退団後はフリーに。2002年にクラシカル・バレエワークス設立。

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