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「年明けうどん」ぜひ成功させたい

さぬき麺業社長・香川政明さん

さぬき麺業社長・香川政明さん

2008/12/14

 麺(めん)類製造とうどん店を経営するさぬき麺業(高松市松並町)の香川政明社長は、小学3年生で祖父のうどん店を手伝い始めて以来、常にうどんに携わり続けた人生だったと振り返る。「寝ても覚めてもうどん」と語る香川社長に、うどんづくりへの思いを聞いた。
      ◇
  祖父が昭和元年に今の高松市川部町でうどん屋をはじめた。父が継ぎ、私も小学3年から手伝わされた。さぬき麺業は高松市内のうどん屋の有志が建てた製めん工場だ。当初経営は苦しかったが、大阪万博が転機となった。私が大学を卒業する昭和45年、万博会場に東京の寿司店がさぬきうどん店を出し、さぬき麺業がうどんを卸した。私は会場責任者として行ったが、大ヒットだった。毎日8000食近いうどんが売れ、全国で通用すると感じた。
  父はよく小学校へうどん作りを教えに行った。その際に、父が話していたおいしいうどんを作る三カ条は、1つはうどんを好きになること、2つ目は何回も何回も作り熟練すること、3つ目は真心を込めて作ること。小学生に「この3つが上手にできたらおいしいうどんができる」と言っていたが、その意味が分かってきたのはつい最近かな。
  正月に香川のうどん屋から全国へ発信する「年明けうどん」をぜひ成功させたい。真っ白いうどんの上に紅一点を載せてもらって、紅白のおめでたいうどんとする。太く長く幸せな年を迎えてもらいたいという思いを込めて、年明けうどんを作っていきたい。
  さぬきうどんには歴史がある。空海が中国から持ち帰り、みなさんの切磋琢磨[せつさたくま]で今日のさぬきうどんがある。このおいしいさぬきうどんをさらに未来、将来へと引き継いでいきたい。私が教わったことや経験したことを、次の世代に伝えたい。

プロフィル

 かがわ・まさあき 1947年生まれ。神奈川大卒業と同時に、大阪万博に出店したうどん店の責任者としてさぬき麺業に入社。うどん店は、現在県内と神戸で計9店を展開する。組合役員として業界発展にも力を注ぐ。高松市川部町出身。

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