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「本物のプロが納得のいく製品づくり」モットー

レガン社長・砂川匡さん

レガン社長・砂川匡さん

2008/11/02

 野球やゴルフ用手袋の国内トップメーカー・レガン(三木町)。米大リーグで活躍するイチローや松井秀喜、ゴルフの丸山茂樹ら一流アスリートの手には同社の手袋が輝く。砂川匡社長(68)は「本物のプロが納得のいく製品づくり」をモットーに掲げている。

       ◇

 少年時代は野球一筋。巨人の川上や青田、スタルヒンにあこがれて白球を追い続けた。高校の時、足のけがでプロ野球選手への夢は断念したが、何らかの形でスポーツ業界にかかわりたかった。現在、仕事で大好きなプロ野球を支えられて幸せに感じている。

  手袋産業発祥の地・白鳥町生まれ。幼いころは周囲のどこからもミシンの音が聞こえ、町全体が工房といった感じだった。その地域が誇る産業を引き継いでいこうと46年前に創業したが、はじめは苦難の連続だった。妻や子どもにも多くの苦労をかけたが、「地場産業で大好きなプロ野球を支える」という夢があったから続けてこられた。

  手は体の中で一番細かい動きができるし、さまざまな表現ができる。そして形も一人一人異なり、指紋のようなものだ。今はコンピューターにデータを残せるが、昔はオーダーした個人のカルテが何千枚にも上った。

  プロ選手の理想を形にするのは簡単ではないが、我々も手袋のプロ。最高の製品でリクエストに応えている。地味な仕事かもしれないが、従業員は全員自分の仕事に誇りを持っている。

  自分にとって手袋は「夢」を達成するための道具であり、あこがれへの参画手段。レガンの手袋を使う選手が活躍することで、自分も夢舞台に立たせてもらっている。

  座右の銘は「創業は易く、守勢は難し」。会社を起こすだけなら簡単だが継続することは難しい。戦略を持ち、攻めながら会社を守っていくことを常に心掛けてきた。

  今年は香川に手袋製造が根付いて120年の節目を迎える。海外製品の台頭で現状は厳しいと言われるが、今後も地元の伝統産業を守り抜きたい。

プロフィル

 すながわ・ただし 1940年、旧白鳥町生まれ。62年に創業、65年に「クラウン手袋」を設立。88年に現在の社名に変更した。2004年黄綬褒章。07年から日本手袋工業組合理事長。三木町氷上。

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