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瀬戸内海ルネサンスの一翼担いたい

全日空ホテルクレメント高松社長・佐野正さん

全日空ホテルクレメント高松社長・佐野正さん

2008/10/26

 旧国鉄に入社後、分割民営化に直面し、設立準備にかかわったJR四国に赴任。そこで、うどん事業の展開や琴電再生などに携わるなど、活躍の場は限りない。全日空ホテルクレメント高松の佐野正社長に、今後の展望や求められるリーダー像などを聞いた。

       ◇

  大学は工学部だったが、研究に向くタイプではなく、何か社会に貢献したいと、国内の輸送サービスを担う旧国鉄に入社したが、当時はお客さま不在の状況だった。まさか、「国鉄」がなくなるとは思わなかった。入社14、15年のころに分割民営化があり、設立準備に携わったJR四国に赴任。瀬戸大橋開業前後に全国の鉄道事業者とヨーロッパを視察し、全国にPRできるような仕事をしたいと感じた。

  そんな中、さぬきうどんの製造販売をしないかという話があり、志願。商売や製造業をやったことはなかったが、約10年間にわたって、うどんを全国で売り歩いた。今から考えると無謀だったかもしれない。うどん事業の際の異業種交流会が縁で、琴電再生にも携わった。

  将来を展望すると、20―30年後に香川の人口は80万人になるといわれている。少子高齢化の中で、香川の自立・発展にどう貢献すればいいか。観光振興がその一助となる。2週間前にクロアチアに行った。クロアチアに面するアドリア海は瀬戸内海にそっくり。同じ自然ながら、クロアチアには年間1200万人の観光客が訪れる。瀬戸内海も潜在能力は高いのだから、観光客が喜ぶ仕組み作りをすれば、同じ観光地になれるはず。瀬戸内海ルネサンスの一翼を担いたい。

  リーダーには、世の中の大きな流れに乗った上で、10―30年後の方向性を示して進んでいく人が求められる。そして、自分を磨いていれば、自分を高めてくれる素晴らしい人にも出会える。

プロフィル

 さの・ただし 1951年生まれ。大阪大工学部卒。国鉄入社後、民営分割でJR四国に。2006年から全日空ホテルクレメント高松社長。

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