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「左官といえば香川県」という環境つくりたい

さぬき左官代表 岡井剛志さん

さぬき左官代表 岡井剛志さん

2012/09/09

 こてを使い、漆喰(しっくい)などで建物の壁などを塗り上げる左官業。1級左官技能士の岡井剛志さんは昨年、父が経営する建設会社から独立し、左官を専門に行う「さぬき左官」(三豊市高瀬町)を立ち上げた。「左官の認知度を上げたい」と奮闘する32歳の若手職人に、仕事の魅力などについて聞いた。

  二ノ宮小、高瀬中と旧高瀬町で育った。父の兄弟弟子の親方の下で2年間左官の仕事を学んだりした後、21歳で父の会社に入った。

  もともと父は左官の親方だったが、壁紙や新建材の家がはやりだして仕事が激減。土木や住宅基礎の仕事もするようになっていた。入社時の仕事の割合は左官3、土木7といった感じだった。

  左官という仕事にやりがいはあるが、古くさいイメージを持っていた。考えが変わったのは27歳の時。勉強のため参加した「中小企業家同友会」のセミナーで、ある人から「岡井君は左官の何を知っているの」と聞かれたが、何も言い返せなかった。

  そこで調べてみると、全国には昔ながらの工法に新しいものを採り入れた工法をつくりだしたり、左官を知ってもらうためアクションを起こしている人が多数いることを知り、考え方が180度変わった。意識を変え、やったことがなかった左官の営業を行ったりしたところ、1年で会社の土木と左官の割合を逆にすることができた。

  経営について父との考え方の違いから、話し合いの末に昨年独立した。さぬき左官という会社名は、さぬきといえば左官、左官といえばさぬき左官といわれることや、さぬきで一番になりたいなどの思いを込めた。夢は「左官といえば香川県」と職人さんが自信が持てるような環境をつくることだ。

プロフィル

おかい・つよし 1980年三豊市高瀬町生まれ。笠田高卒。父が社長を務める建設会社で勤務後、2011年1月に独立し、さぬき左官を設立した。

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