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学生の気持ちとともに教育も変化

高松大・高松短大学長 佃昌道さん

高松大・高松短大学長 佃昌道さん

2012/03/18

 1969年、「対話にみちみちたゆたかな人間教育」を建学精神に開校した高松短大。96年には大学を開学、建学理念を重んじながら発展を続ける同大の佃昌道学長(54)に、学校の特色や教育への思いを聞いた。

        ◇

  子どものころから電気に興味があり、テレビなど電化製品の後ろを開けて見たりしていた。科学技術が日本を支えていくような時代。もの作りが好きだったことと社会背景が合わさり、工学系に進んだ。

  大学を卒業するころは、ちょうど学校にもコンピューターを導入するという時期。「香川に帰ってこい」という話もあり、父が創設に関わった高松短大の秘書科助手になる。教育のため、苦労しながらも汎用(はんよう)コンピューターを導入したが、その過程が教育についてさまざまなことを考えるきっかけとなった。

  89年に父が亡くなり、理事に就任。父は「高松に一つくらい私立大があってもよいのでは」と唱えていて、そんな父の思いと自分の思いが重なり、大学開学に向けて動き始めた。

  国立大は総合的なことをしていくが、本学は建学精神の「対話」を大事にしながら人を育てていく。そこに違いがあると思っている。卒業生について、よく「真面目に働いてくれる」と言われるが、みんなコツコツと真面目に積み重ねていく力はついている。そこが本学の強みであり、教育方針だ。

  社会が変化すると学生の考え方も変わる。ただ、よりどころになるものは同じで、「成長したい」という気持ち。学生の気持ちに応えるためにも、教育の方法も変えていかなければならないし、学生が何を考えているのかなど、自分たちが勉強しなければいけない。

  だから、恥ずかしくても学生に尋ね、懐に入っていく。そういう意味で「学長らしくない」と言われるのかもしれない。

プロフィル

つくだ・まさみち 1957年香川郡香川町生まれ。東京電機大工学部卒。85年に高松短大秘書科助手。同教授、高松大経営学部教授などを経て2004年から同大・短大学長。高松国際ピアノコンクール事務局長なども務める。専門は情報科学。

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