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ここまでできるとは…支援に感謝したい

香川大経済学部准教授・古川尚幸さん

香川大経済学部准教授・古川尚幸さん

2008/08/10

 学生が経営するカフェを核とした香川大の直島地域活性化プロジェクトが3年目に突入した。一団を率いる古川尚幸准教授は「思ったより順調に進んでいる」と手応えを口にする。大学と地域のかかわり方は。将来の夢は。軌道に乗り始めたプロジェクトの今後の展望を聞いた。

  直島にはもともと知人がいて、何度か訪れていた。プロジェクトを立ち上げた当時はカフェが島内に1軒しかない状態。大学のゼミ学生への雑談から「自分たちでやってみましょう」という結論になって。それがスタート。

  「和cafeぐう」の店名は出会いの「遇」と、おなかの「ぐー」をかけた。特徴は学生がやっていること。とは言っても、「学生だから」と思われたくない一心でやってくれている。食べ物はすべて手作り。正直、ここまでできるとは思っていなかった。

  2年を振り返ってみると、考えていたよりも順調。6月には来客数も1万人を突破した。当初は「赤字が出たらどうしよう」なんてことばかり考えていたが、そんなことはない。今までプロジェクトに携わってくれた卒業生の努力、地域住民や企業の協力、大学の支援に感謝したい。

  直島は現代アートだけでなく環境も注目を集める。プロジェクトでは昨年から学生のリーダーの申し出で「グリーン電力」の購入を始めた。直島産のタコやノリなどを使う地産地消メニューも意識している。私が専門にしている商品学でも商品と環境の関係は考えていかなければならない。

  このカフェは島々の魅力を伝える瀬戸内海のアンテナショップみたいに成長してくれることを願うばかりだ。

プロフィル

ふるかわ・なおゆき 1969年生まれ。坂出市出身。大阪府立大大学院工学研究科修了。95年から香川大経済学部助手、99年から同大助教授。プロジェクトは大学の研究室とは別の枠組み。「和cafeぐう」は06年5月に営業をスタートした。

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