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漆は生き物。女性ならではの新しい道を開拓したい

宗家後藤盆・後藤孝子さん

宗家後藤盆・後藤孝子さん

2012/02/12

 香川漆器の技法の一つ「後藤塗」の職人の家に生まれ、コーヒーカップや湯飲みなど、若い人が日常生活でも使いやすい漆器を提案している後藤孝子さん(31)。「漆器は使うのがもったいないという人もいるが、遠慮せずにどんどん使ってほしい」と話す後藤さんに、後藤塗の魅力や職人としての目標について聞いた。

      ◇ 

 幼いころから父の仕事を見てきたが、暗くて重いイメージがあり、高松工芸高漆芸科に進学しても家業を継ぐことはあまり考えたことがなかった。高校生活は実習がただ楽しく、恩師やクラスメートと和気あいあいと過ごした。文化祭などで作品を販売。お客さんとのコミュニケーションはとりわけ新鮮だった。

 恩師の勧めもあり、卒業後は県漆芸研究所に入所。蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆の3技法を基礎からみっちりと学んだ。卒業する時、お客さんを相手に漆器を売りたいという気持ちがわき、職人の道に進んだ。

 漆は生き物なので、湿度や温度の管理が本当に大変。最初は暗い朱色だが、使うにつれて鮮やかに、美しくなっていくのが後藤塗の魅力。たくさんの人に後藤塗のよさを伝えたいと、若い人にも使ってもらえるような漆器を制作している。白い漆を使ったり、水玉模様を施した器など、今までにないかわいらしいものに仕上がっている。

 職人として修業を始めて、今年で10年。やっと地に足が着いてきたが、一生勉強だと思っている。これからは和食、洋食を問わず、レストランなどで後藤塗の食器を多く使ってもらうことが目標だ。先代まで全員男性だったので、女性ならではの新しい道を開拓していきたい。

 大切にしている言葉は、初代の後藤太平が残した「品よく、角なく、おもしろく」。質がよくて使いやすく、斬新な漆器を提案し、漆器をうどんのような香川の名物に押し上げたい。

プロフィル

ごとう・たかこ 1980年生まれ。高松市出身。県漆芸研究所修了。その後、父の昌基さんに師事。

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