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住宅選びは顧客との冒険旅行

ロータリーハウス代表取締役・増元浩二さん

ロータリーハウス代表取締役・増元浩二さん

2012/01/29

 不動産売買や住宅の設計施工を行うロータリーハウス(高松市)。顧客の満足を最優先し、「安くて良い家」の提案を続ける。代表取締役の増元浩二さん(65)に、仕事に対する情熱や顧客への思いを聞いた。

      ◇

 高松市に生まれ、幼少時にはよく山や海で遊んだ。竹で弓を作るなど、そのころからものづくりが好きだった。

 高知大の学生時代に父が亡くなり、卒業後、実家に戻った。県内の企業に就職したが、工場での作業が合わずに退職。不動産業を営んでいた父の友人らとともに、1972年にロータリーハウスを設立した。

 設立当初は苦労もしたが、毎日自由に動けることが幸せだった。今でも毎日が楽しく、天職だと思っている。

 ただ、会社には理念がなかった。バブルがはじけ、初めて赤字を出した時、会社を畳もうかとも思った。そんな矢先、全国の工務店で組織するアキュラネット(現ジャーブネット)の紹介文が目に止まった。

 加盟料は高額だったが、従業員のため業績を上げようと加盟を決断。全国の同業者とのネットワークができ、情報交換が可能になった。また、会社にも理念を掲げ、会社全体の意識改革を図った。

 お客さんに押し付けるような営業はしない。ファンを増やす方法を考え、安くて良い家を提供することを目標にした。

 会社は設立から40年。お客さんからのクレームも少なく、幸せな生活を送っていただいているのが何よりうれしい。

 住宅を「販売しよう」とは、あまり考えていない。お客さんは一生に一度の買い物に来ているので、一緒に冒険旅行に出かける気分だ。満足できる家が見つかったら、一緒に喜びを分かち合いたい。

 これからも従業員とともに、よく遊び、よく学び、よく働いて、今以上に地域に密着した企業を目指す。

プロフィル

ますもと・こうじ 1947年高松市生まれ。高松一高、高知大農学部林学科卒。72年にロータリーハウスを共同設立。92年に社長に就いた。

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