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生活に溶け込む携帯電話が理想

NTTドコモ四国支社長・須藤章二さん

NTTドコモ四国支社長・須藤章二さん

2011/11/27

 誕生以来、目覚ましい速度で進化を続ける携帯電話。小型軽量化が進み、スマートフォン(多機能携帯電話)が人気を集めるなど、生活の中で果たす役割は拡大し続けている。発達の経緯、現在の性能、そしてさらなる可能性について、NTTドコモ四国支社長の須藤章二さん(54)に聞いた。

  ◇

 父親の仕事の関係で幼いころは各地を転々とし、東北で大学生活を送った。就職を考えた際、社会インフラの立ち上げに貢献したいと決意し、1980年に日本電信電話公社(現NTT)に入社した。

 入社1年前から自動車電話サービスが始まっていたが、高価で普及は難しかった。85年には持ち運びが可能な「ショルダーホン」が生まれた。一般のお客さまにアピールしようと、花見会場やビアガーデンなどで目立つように使用して、マスコミに取り上げてもらった。

 87年には、いよいよ携帯電話の1号機が誕生。爆発的な普及は、91年に登場したアナログの「mova(ムーバ)」がきっかけだった。保証金制度の撤廃、電話機の買い取り制の導入などを経て一気に広まった。後に誕生した「FOMA(フォーマ)」は、通信速度、電波効率とも従来より大幅に改善。現在はFOMAの数倍の処理能力を持つ「Xi(クロッシィ)」も登場しており、活用の幅はなお広がりを見せている。

 携帯電話の進化の最前線に関わってきたが、これだけ急速な進化は想像できなかった。スマートフォンも普及しており、人々のライフスタイルをより高度なものに変えるような機能の開発も進めている。24時間身近にあるのに、持っていることを意識させない、生活の一部のような位置付けが、これからの携帯電話の理想だ。

 勤務地ごとに名所、旧跡を巡り、その土地の風土や文化を味わうのが趣味。四国に来て半年、電波状況の確認も兼ねて、携帯電話を片手に霊場を回っている。

プロフィル

すとう・しょうじ 1957年群馬県生まれ。東北大経済学部卒業後、80年に日本電信電話公社に入社し、携帯電話の普及促進に尽力。2011年6月から現職。

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