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「複住」を広め、香川の魅力発信したい

瀬戸内グッドライフ・村山昇作さん

瀬戸内グッドライフ・ネットワーク案内人 村山昇作さん

2011/09/04

 日銀マンから転身し、今年3月まで帝国製薬(東かがわ市)の社長を務めた村山昇作さん(62)が、香川で暮らす魅力を県外に発信するボランティア組織「瀬戸内グッドライフ・ネットワーク」を立ち上げた。香川の魅力にほれ込んだ村山さんに活動への思いを聞いた。

       ◇

 日銀高松支店長として初めて香川に赴任したとき、おいしいうどんと美しい海が印象的だった。地元の人にとっては当たり前でも、県外出身者には非常に魅力的。当時から外の目で香川を発信したいと考えていた。

 帝国製薬の社長を退任するまで約10年間、香川と東京を行き来する二重生活を続けた。香川で素晴らしい食と景色に触れ、東京では別の時間がある。こんなぜいたくな生活を多くの人に経験してもらい、“第二の古里”の香川を活性化したいと、「グッドライフ―」をつくった。

 推奨するのが、複数の住居で暮らす「複住(ふくじゅう)」。移住は難しくても、仕事の拠点や生活の基盤を都心部に置きつつ、週末などを香川で過ごすスタイルだ。交通費がかさんで頻繁に行き来できなくては意味がないので、割安の航空運賃を実現できないか、航空会社と交渉している。

 初めてのツアーを計画中で、近く開催する。観光地を巡るのではなく、香川で魅力的なグッドライフを送る人たちの自宅を訪問し、住んでみて分かる良さを知ってもらう。景色のいい場所にある物件を見学するなど、不動産の情報も提供したい。

 現在は私自身、高松と京都を行ったり来たりの複住生活。京都での仕事は週の前半に集中して片付け、後半は香川で仕事や農業、天体観測などを楽しんでいる。香川は自然と人が両方とも素晴らしく、こんな生活を独り占めするのはもったいない。香川の魅力発信は私の使命だ。

プロフィル

むらやま・しょうさく 1949年京都市生まれ。同志社大卒業後、日銀に入り、94年11月から96年5月まで高松支店長。2001年に退職し、02年に帝国製薬社長に就任。現在は同社相談役、百十四銀行顧問のほか、知的財産管理会社iPSアカデミアジャパン(京都市)の社長などを務める。

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